「おとなって、○○だ」というのが延々書き連ねてある絵本です。
6年生の娘と一緒に読んだら、もう嬉しそうに「そう、そう!」と言うページの多いこと! 特に「おとなって、すぐ つかれちゃう」「おとなって、朝寝坊」の二つには、声を大にして「ホント!」と叫んでいました。
大人の立場からすると、「だって、○○なんだもの!」と続けたいのですが、それは大人の事情。甘んじて批判も受けましょう。
大人も子どもも楽しめる本なのですが、「おとなって、○○だ」の羅列に終始しているので、読み終わった後に、「おっしゃる事はごもっともですが、それで?」という感じがしてしまうのです。それ以上のふくらみも、想像させるものもないのです。
我が家では、ちょっとかゆいところに手が届かない状態で終わってしまった感がありました。