出てくる乗り物の形は古くても、
きっと男の子は好きになると思います。
うちの子が小さい時は、読まされましたねー。
トラックが荷物を港から山の麓の大きな街まで運ぶ・・・
その道すがらの一日の様子を描いているのですが、
トラックも運転手さんも大変です。
私はなぜか、最後の「やまのしたに、おおきなまちの
あかりが みえてきました。もうすぐ、しゅうてんです。」
っていうところで、ぐっときちゃいます。
うまく言えないけど、自分の幼い頃の風景と重なるのかな。
初版は1966年ですから、私の生まれと近い。
描きかえたりしないで、絵はこのままがいいと思います。
ボンネットのごっついトラックのままで。
また、今は「煙草」が絵本からも追放される時代ですけど、
やっとたどり着いた山の頂上の休憩所で、
「あつくなった エンジンをひやし」、
「おじさんたちは、たばこに ひをつけて、
うまそうに す」うんですよね・・・。
このへん、絵本ながら、一種郷愁さえあります。