やっと独り立ちを親から認められた(?)ばかりのプテラノドンとティラノサウルスの友情のお話。
プテラノドンは、お父さんからは「ついよい子になるように」と育てられ、お母さんからは「優しい子になるように」と育てられます。
ある日、プテラノドンの子供を襲おうとしたティラノサウルスががけから落ちて怪我をします。子供は怖いティラノサウルスには近づかないようにしようと思いましたが、母から教えられた「困っている人がいたら助けてあげなさい」という言葉を思い出し、目にも怪我をして見えないティラノサウルスに対し、「おれはティラノサウルスだ」といって必死に介抱します。
怪我が治ると同時に、今度は父からの「強く地面を蹴って大空を飛べ」という言葉通り、ティラノサウルスの前から姿を消します。
しかし、ティラノサウルスは本当はプテラノドンということに気づいていたのです。御礼にお魚を捕っていたのです。{ありがとう}と言いたかったと・・・
息子は「言えればよかったのにね」と言っていました。
なんとも切ない温かいお話でした