新一年生にお薦めしたい作品です。
リズミカルな五十音にのせた文。
見事に仕上がっているストーリーが描かれていて、その内容の楽しさにお子さんが喜ぶ姿が想像できます。
タイトルでもおわかりのように、「だいふく」です。
お団子じゃないんです。
唐突にも、森の中にだいふくが、いきなり どーん とあるんです。
うさぎが、こどものおみやげにと引っ張ったけど、重たくって動かない。
そこへかあさんねこが割り込んできて、・・・。
こりゃ見事なだいふくで、ちょっとやそっとでは、動きませんねぇ〜。
ただただ重量感のあるだいふくかと思ったら、なんとビックリな活躍です。
ここで、おしまいかと思っていると、なんともうひとひねりありまして、みんなおなかいっぱいのハッピーエンドです。
ラストの猟師さんの鉄砲がよいですねぇ〜。
緑いっぱいの明るい色調の作品なので、まさに今の季節(春)にピッタリだと思います。
五十音を覚えているお子さんなら、何歳からでも楽しめそうです。
最初はストーリーを、二度目は五十音順の文章を。