小学校初めての運動会での緊張感。
そんな中で泣いている幼児の世話を優先させた少年。
徒競走ではグループの番に間に合わなかったけれど、つい我を忘れてゴールしてしまったみんなをおってひとり校庭を走ってしまったけれど、カッコいいぞ!!!
この純粋さを押し付けてはいけないけれど、きっと誰もが持っている健気さなのです。
それが、年とともにストレートに表現できなくなっていくんだろうな。
こんな作品が浮いてしまわないように、人を思いやる気持ちが踏みにじられないように、それは大人の責任。
梅田さんの思いが小気味よく描かれた作品です。