のびのび系の幼稚園に通っている息子が、降園後、「今日の宿題は..」なんて
言い出すので、「なんで?」と思い、翌日、先生に問い合わせてみたら、
この『どろぼうがっこう』を読みきかせしたところ子供達から宿題をだしてくれと言われ
まして...と。
それでどんな本なんだろうと興味津々に読んでみました。
さすが、かこさとしさんですよね。
もう、かこワールド全開で、肝心な絵なんて時代劇にしか出てこないような
校長先生の姿だったり、(この言葉は個人的には嫌いなのですが)
「昭和の香り」がプンプンなのに、何故か平成生まれの子供達にも自然
と受け入れられ、あのべらんめえ口調の語り口も一層、絵を引き立てていて、
話のオチが実に楽しく、本当にケチのつけようのない満点な絵本でした。
まるで、江戸小噺みたいです。
おもしろさを倍増させながら一気に読める絵本です。
まだ読んだことのない方は、是非、読んでみてください。