男の子のマットは、いぬのぬいぐるみのワットといつも一緒でした。
あんなに大切にしていたのに、いつしかマットは、ワットをおざなりにするように。
そして川辺に置き去りにされてしまったワットは、降り続けた雨に流されてしまいます。
読んでいて、この先どうなるんだろうとヒヤヒヤすると同時に、きっとマットが助けてくれると信じていました。
でも助けてくれたのは女の子のハッティ。「もうだいじょうぶ」はハッティの言葉だったんですね。
大切にしてくれる子に出会えて良かったね、とも思いましたが、やっぱり「マットは!?」って気持ちも捨て切れません。
このままマットは、ワットのことなんて忘れてしまうのかと思うと・・・
なんだか寂しい絵本だなぁって思いました。