これからママになる人にプレゼントしたい本。
私たちは、社会に出るまで学校でずーっと勉強してきます。
「こんなの将来役にたつの?」と思いながら、試験勉強をした思い出があります。
結婚して子どもを授かり、月満ちて誕生。その日から否応なくその人は「おかあさん」になるわけです。おかあさんになる勉強なんかしてこなかった。
優等生ほど本を読み、メディアの言うことに不安になり、我が子とよその子を比べ…。
または、「子どもがいるなんて思えない!」と言われることを目指して、もしくは「おかあさんらしく」ないママがかっこいいと思う人もいるでしょう?
この本がいいたいことはおそらく「しみでる愛」かと思います。名前を呼ぶ、いっしょに手をつないで歩く、病気の時は心配する、思わず抱きしめて涙が出る。絵本の中のウサギさんたちが気づいたことはこれ。
内田麟太郎さんの心境を考えると、胸つまります。過去を乗り越えて、ここまで優しくなれたんだと…。「おかあさん指南書」では断じてないのですよ、この本は。