自然界での動物における弱肉強食の機能を受け入れやすく説明してある物語になっていて、絵もステキです。さすが、動物のことをよくわかってらっしゃる竹田津さんとあべさんの本だと感心しました。食べられた動物はかわいそう、食べる動物は怖い、野蛮だとなってしまいそうですが、本当の自然界はそんなものじゃあないんです。
それに人間だって牛や鳥や豚、魚、野菜、穀物ほかにもいろんな生き物のおかげで生かされています。大切なことなんです。
そういうことを考えながら読みました。
朝のお話し会で5年生に読んでみました。真剣に聞いてくれていたのでよかったです。心のなかにちょとでも残っていてくれたらいいな。