北の国と南の国が戦争を始めました。
はっきりとした理由はありません。
「相手とはきっと仲良くなれない」そんな思い込みのためです。
たくさんの兵隊たちが傷つき死んでいきました。
一人の兵士が戦地の土で土笛をつくました。
その音色は静かに人々の心に響き・・。
やさしい色合いで描かれた創作のお話です。
しかし、多くの人々が巻き込まれる戦争の本質を物語っています。
お互いの心が触れ合ったときが戦争がおわるとき。
笛の音色が一つになるように。
今も地球上からは戦争がなくなりません。
たくさんの人々が亡くなっています。
言葉がちがっても、文化がちがっても同じ人間として心が触れ合うときがあるはず。
そんなことを改めて感じる作品でした。
息子にとっては、戦争のお話=かわいそうという思いが強かったのですが、
戦争って何だろう?と別の視点で考えることができたようです。