先日「せかいいちうつくしいぼくの村」を読みました。
ほんとに、心に残るお話でした。平和の大切さというものを考える絵本でした。
この絵本は、シリーズものらしいと知ったので、今回は、このお話を借りてきました。
主人公のミラドーは、サーカスで働いています。私は、てっきり、これは、「せかいいちうつくしいぼくの村」に出てくるヤモのお兄さんの話だと思ったのだけれど、そうではなかったみたい。
サーカスをやめ、故郷の村に帰るまでの長いこと。
その道を、故郷の友達ヤモのことを思いながら帰る少年の姿が、いじらしかった。
風景も日本とは違うし、こんな光景も見ることはないし、息子には新鮮だったのかな。
「これは外国のお話なのかな?」
と聞いてきました。
故郷の村は戦争で破壊させてしまってもうなかったけれど、ちゃんと友達のヤモは生きていました。生きて生活を営んでいました。
本の中で、真っ先にヤモを見つけたのは、息子でした。
6歳の息子には、少し難しいお話じゃないかと思ったけれど、ちゃんとヤモの姿を覚えていたのですね。
「お母さん、ヤモ、ここにいたよ。」
うれしそうに言いました。ヤモが元気に生きている姿に、こちらもほっとしました。
子供たちのためにも、昔のような村がもどってきますように、と願わずにはいられません。