どことなくユーモラスなこの魔女。
ほうきに乗っていると空から落ちてしまい、折れてしまった柄の変わりになるものを探しに行きました。
切り株の上に残されたほうきの先の部分。この部分に魔法の力があるのでしょうか。通りかかった動物たちが次々と変身してしまいます。
トラはライオンに、ロバはシマウマに、ヤマアラシはウサギにといった具合。この変身のさせ方が実に上手で、感心しながら読みました。
おはなし自体は単純なので、動物に興味の出てきた小さな子から楽しめそうです。ちっとも怖くない魔女なのでその点でも安心。
この絵本はシリーズになっているようなので、ぜひ読んでみたいと思います。