図書館でタイトルを見て、「いったいどんなお話なんだろう」と気になって借りてきました。
このお話は作者自身の体験と、子どもの頃のことを描いたものでした。
戦後の日本の貧しさや畑仕事を知らないおとうさんの辛さ、それを家族で支え合って、一生懸命生きている姿がとてもよかったです。
後書きの文章と一緒に、作中にも出てきた当時使っていたカンテラと木琴の写真が載っています。
作者自身が何年も大切にしていたんだと、ジ〜ンとしてしまいました。
日本の全体が貧しかった時代、こんな風に一生懸命生きている家族がいたというのが素敵です。
小学校の高学年くらいから、中高生のお子さんたちにお薦めします。