山下明生の空とぶ学校シリーズの第1作目ということで借りました。楽しいお話を読みながら勉強もするという趣向で、1時間目はこの作品で国語を勉強します。
ぼくは子ども会の遠足に行きます。やまびこに向かって早口言葉を叫んでいると、まめだぬきが出てきます。まめだぬきを相手に早口言葉対戦をします。
児童書ですが、50ページ程度などで5歳の息子も楽しむことができました。
ただ、読む方の私が珍種の早口言葉に悩まされて読むのに苦戦し
ました。平仮名で書かれた早口言葉は、どこで区切ったらいいかわからず読みづらかったです。「すましじるしめじじるしじみじる」などがその例です。
海の作品が多いと思っていた山下明生に言葉遊びを扱ったこんな楽しい作品があるとは今まで知りませんでした。絵がはたこうしろうで 漫画的な絵が見ているだけでもおもしろいです。
1995年発行ということで、ファミコンばかりしているぼくをママが心配するなんていう場面もありました。
おまけのページには、早口言葉の作り方もあります。息子は次々に繰り出される早口言葉に興味津々。私のたどたどしい早口言葉に「読めないの?」とチェックを入れていました。
新種の早口言葉満載で、言葉遊び好きの方はもちろん、絵本から児童書への移行期にも最適な本だと思いました。
このシリーズはあわせて8冊の作品があるようで、次はどんな作品か楽しみです。