子どもの頃、毎晩のように繰り返しせがんで
読み聞かせてもらった本です。
表紙の絵もはっきりと覚えていました。
おおかみよりも、どろぼうよりも恐ろしいもの・・
「ふるやのもり」・・子どもごころに、それは
どんなもんなのか怖くて、不思議で仕方がありませんでした。
子どものころ、その言葉自体も、聞いたことがなく、
「ふる・やのもり」なのか、「ふるやの・もり」なのか
意味が分かっていなかったと記憶していますが、
そのなんとも不思議な響きも魅力的だったのだと思います。
こういった昔話を息子にも聞かせたいなと思いました。
私が好きだったのは、どろぼうが狼にとびついて
狼が死に物狂いで走り逃げるところ。
物語が一気に加速していく高揚感を覚えています。
それにしても、
いま読み返してみると結構長いお話でビックリ。
これを毎晩繰り返し読んでくれた親に感謝です・・・。