堀内さんの絵本を読破するにあたって、読んでみたいと思っていた一冊です。
『ぼくの絵本美術館』で、堀内さんが親指姫が幸せになれたのは容姿が美しかったからではなく、心が美しかったからだと書かれていたことで、絵ではどんな風に表現さてれいるのだろうと思いました。
少し前まで考えたことがなっかたのですが、外の世界への憧れということで、今回なぜかこの話と『ねずみ女房』との関連を思ってしまいました。
運命に従うように生きてきた親指姫が最後に決断するところ、子ども頃も今もこの場面が好きだなあと思います。
絵本というよりは、ちょっとした児童書ぐらいの分量があるので、一人読みするなら小学中学年ぐらいからの方がいいかもしれません。
お話の内容と共に、堀内誠一さんの美しい絵も楽しみたい本です。