かがくのとも傑作集の中の一冊です。科学絵本を読んだのはこの本が初めてなのですが、まさに「目からウロコ」でした。四十年近く生きてきて、初めて石垣やコンクリートの割れ目に咲いているスミレの秘密を知りました。そして、スミレがあんな風に種を飛ばすことも初めて知りました。
スミレとともに描かれている植物や虫の様子もとても生き生きと正確に描かれています。単に植物の紹介に終わらず、謎解きでお話が進められているのも興味深いです。
科学絵本初心者の皆さん、私のように食わず嫌いすることなく、一度読んでみてください。
今の季節にもぴったりですよ。