読めば読むほど味が出る。そんな絵本です。
もともとリリー・フランキーさんのファンですが、彼の少しダーティー?な雰囲気に惹かれた私にとって、子供に読ませる絵本だぞ・・・いいのか私と、不安と期待とが入り混じりどきどきしながらこの本を手にとりました。
絵やキャラクターもさることながらストーリー自体も味のある作品。何でも知ってるつもりでも・・・の冒頭の台詞もぐっときます。
子供に読むには少し難しいかなと思いながら読み聞かせをしました。漢字がちりばめてあったりするのが難点ですが、その他は満点です。普段読んでいる絵本より少し長めの作品なのでまだ早いかなとも思いましたが、そんな心配はまったく要りませんでした。何度読み返してもあきない、子供の心をぐっとつかんだ1冊です。