ある日突然亡くなってしまったおじいちゃん。
「ぼく」には死ぬことがどういうことなのかよく分らない。
そんなある晩、おじいちゃんがぼくの部屋にやってきた。
おばけになって!
忘れ物があるからおばけになったおじいちゃん。
何を忘れたんだろう?2人でさがすことに・・。
お化けって怖いものというイメージがありますが、
大好きだったおじいちゃんならお化けでも大歓迎!
悲しく暗くなりがちな「死」を温かく描いてあってとてもよかったです。
おじいちゃんの思い出をたどるシーン、そしてわかった忘れ物には思わずグッときます。
大好きなおじいちゃんとの思い出をしっかりと胸に刻んだ「ぼく」はきっともう大丈夫。
そしておじいちゃんも幸せな気持ちで天国へいけたことでしょう。
息子はずいぶん前に亡くなった祖父のことを思い出し、
「お化けになってうちにも来てたかな・・」と一言。
久々に亡き祖父について語るきっかけにもなりました。