「たまごにいちゃん」がとてもウケがよかったので、第二弾として、読んで聞かせました。
「たまごにいちゃん」が、たまごにいちゃんになったわけがよくわかりました。
たまごにいちゃんは、最初っから、「たまご」のままでいたかったわけではないんですねぇ。
最初は、なかなか割れないたまごを自分なりに一生懸命割ろうとした。
けど、割れない。
割れないでいるうちに、だんだん、たまごでいることの居心地のよさも知ってしまった。
お母さんにごはんをもらったり、暖めてもらったり...
そして、ひょんなことから、からすを撃退してしまい、ますます、たまごでいる方がいいな、って思っちゃったわけです。
「おかあさん、ずっとたまごのままでがんばります。」
って宣言するたまごにいちゃんの神妙な顔、とても笑えます。
「あら、そうなの。がんばってね。」
なんていう母親もおかしいと思うんだけど、こういう親子関係もいいなぁ。
なんだか、マイペースなたまごにいちゃんのキャラクターがとってもいいです。