このムーミンシリーズを読むと「心のゆとり」をいつも感じます。
この本では、ムーミンが自分の宝物を探しに行きます。
毎日忙しく過ごしている子供にそんな時間的ゆとりなかったなぁと
ふと気づかされてしまいました。
そして子供自身その様な事を考える心のゆとりもなかった事も。
海、森等々いろいろ歩き回って「これこそ宝物だ」と
思ったモノを見つけても、すぐに自分以外の友達に
ふさわしいと気付き持って帰ってきます。
結局宝物は見つけられなかったけれど、それだけ
心に浮かぶ沢山の友達がいるムーミンがとても
羨ましくなりました。そして我が子にもそう思える
お友達が出来たらいいなと心から思いました。
読んでいてとても癒される絵本です。