新美南吉さんのおはなしに、山口マオさんが絵を添えています。
いきなり、格調高く物語が始まります。
カニが床屋を始めようとするのですね。
なるほど、ピッタリの商売です。
初心者らしく、試行錯誤、といったところでしょうか。
たぬきの毛を刈るのですが、大変なことに。
オチは、シンプルになるほど!です。
あっけないとも言えますが、カニの様子の描写が必死なだけに、
妙に説得力があります。
わにわにシリーズでおなじみ、まったりした画風の山口マオさんの絵がよくお似合いです。
幼稚園児くらいから、シンプルに楽しめそうです。