子供向け(青少年向け)の本ですが、おじさんが書いた割には10代っぽい中身のない女の子がしっかり書かれていて、うまいです。が、高校生の女の子がバンドスタッフになるのが夢で家出して、でも自力で家出できず友人からお金を借りたままばっくれて、親からもお金を恐喝して、、、、「夢」というオブラートに包めば何をしてもいいわけじゃないのに、してもいいと思っている10代が描かれています。作者がそれをどう思っているかは分かりませんが批判の言葉も書いておらず、むしろ周囲の女の子に「尊敬」させちゃうので、賛同しているようです。親としては子供には、すすめかねます。
作者はいつもは面白いものを書いているので、今回は残念です。