お姫様(子供)は、女王様(ママ)にビズ(ほおずり)してもらいたいと思っています。でも、女王様は毎日忙しいので、ビズすらしてあげる時間がありません。そこで、「飛行機でビズの女王を探しに行ったら?」と提案します。お姫様は、飛行機に乗ってビズの女王様を探しに出かけます。
一方、お姫様を旅に出した女王様、段々とお姫様が居ない寂しさが募っていきます。
最後にお姫様が訪れたおやすみなさいの女王様。こわい夢をみないように、お話を読んであげる、女王様です。
「むかしむかし、とてもさみしがりやの女王様がいました」と読んでいた所、お姫様は寝る前に本を読んでくれるママを思い出し、お城に帰ることを決めます。
お城で待っていた女王様(ママ)は、「遅かったじゃないの。さみしかったわ。あなたはママの宝物よ。命よ。何よりも最初に、ビズをさせて。たくさんのビズを」と、お姫様を迎えます。この場面を読んでいた時、『あら?これって、私??』って思ってしまいました。
「ママ〜、ママ〜」と付きまとう娘に、「ママ、時間ないから、ちょっとじいじの所にでも行ってきて」と週末出しては見るものの、しばらくすると、娘がいないぽかんとした空間がとても寂しく、ただひたすら思うのは「早く帰ってきてくれないかな〜。」
娘の帰宅を心待ちにして、帰ってきた途端、「もっと早く帰ってきてくれればよかったのに。ちょっとハグさせて。ママの宝物」と言っている、全く自分勝手な私…。
さすがに娘も気づいて、「ねえ、ビズの女王様って、ママのことだよね。お姫様は、私だよね。ママ、ビズの女王様と同じこと言ってるよ、いつも。」と言っていました。
最後に、お姫様は、「ママ〜。ママが一番世界で素敵なビズの女王様よ!」と抱きつきます。読み終わった後、娘も、「ママが世界で一番のビズの女王様だよ。やっぱり、ママが一番なんだね!」と言いながら、ビズしてくれました。
子供が近くにいてビズできる幸せを再確認しました。
忙しいママ、是非お子さんと一緒に読んでください!特に、お姫様大好きな女の子と読むのは、オススメです。