扉絵のセピア色の日焼けしたページに?
左ページのポケットカードの貸し出し日・返却日に???でした。
本好きの女の子ボーが、ある夜眠れず本を読んでいると、部屋のあかりが消え…。
行ってしまいましたおばけの世界へ。
そこはおばけ図書館。広いですよ〜。
なのに一冊も本がありません。からっぽの棚・棚・棚です。
ボーに用があったのではなく、ボーの読んでいた本を拝借したかったとのこと。
なりゆきで、ボーはおばけたちに読んであげる事に…。
『足の臭い魔女(?)』を36枚の絵で、読者にも読ませます。
息子はここで語り部になっていました。
本がないおばけたちに、お話を作ることをレクチャーし、次ページからまた絵で語られていてオシャレです。
ボーが、おばけと作った“お話本”のエンディングを読むシーンは、図書館に本がいっぱいになっていて、夢か現実が迷いながらも、とにかく明るく和やかでよいシーンだなと思います。
作品中に、読者が、絵を見てお話を作る楽しみを経験できて、登場人物たちと共感できますね。
趣味(好きなこと)が同じって、お互いの距離を縮め、喜びを分かち合えるものですね。たとえ、異界に住む相手でも(笑)。
ラストのカードは、粋ですねぇ〜。
私もおばけ図書館に行って、おばけの作った作品を読んでみたくなりました。