ネコのいまじん、5歳の兄、3歳の妹が見かけた光景から、
状況を察するよう構成された作品。
たくさんの子どもたちの群像などから、けんか、いじめ、ひとりぼっちなどの様子を察するように
文章が構成されています。
親子などでじっくりと対話しながら読み進めていく、という感じでしょうか。
ミッケのように探し物をする楽しみはありますが、
意図する状況を見つけるのはやはり難易度が高いです。
使い方に工夫がいるかもしれませんね。
でも、感覚的に何かを感じ取ってはもらえるような気もします。
ネコの名前が「いまじん」なのですが、これは題名にもあるように「想像してごらん」ですよね。
じっくりと考えるツールとして活用できる作品だと思います。