「ねえ、がい灯さん!夢を諦めずに努力し、あなたはとても立派だったよ!」
最終ページで賛辞を送る私が居た。
日本内閣府の調査で「諸外国と比べて,うまくいくかわからないことに対し意欲的に取り組むという意識が低い若者が多い」との事。
この意欲低下の原因は、
同調査の「日本人の自己肯定感の低さ」にもありそうだ。
私には4人の子どもが居る。
子育てで注意しているのは
「兄弟間や他人と比較しない」という事。
実に親バカだと思われそうだが、
「あなたが一番!凄いぞ!」とゲキを飛ばすことしばしば。
そうするとあら不思議。
「世界の中心は僕である!」と心に軸を持つようだ。
要するに頑張りが効くのである。
世の中そんなに甘くはないが、しかし心は静かに燃え続ける。
長年の夢が叶ったがい灯は最期、無残な結末を迎えるが立ち位置はやはり
「世界の中心」だったはずだ。
ブレない精神の元、夢を遂行しとても高潔な魂の持ち主。心穏やかに亡くなりハッピーエンドの絵本だということだ。