図書館から借りてきて、5歳と10歳の娘たちと読みました。
12支の動物たちが通う幼稚園、「じゅうにしえん」。
今日はお庭でお弁当を食べる日。
みんなでお弁当を開こうとした時、遅れて走ってきたとりちゃんがつまづいて
お弁当を落っことしてしまいます。
かわいそうに思ったいぬくんやうさぎちゃんがお弁当を分けてくれますが、
調子に乗ったとりちゃんは、勝手にみんなのお弁当を取ってしまい…?!
タイトルと表紙のかわいらしさだけ見て借りてきたので、
正直初めて読んだときは、想像していた内容と全然違っていたので
かなりビックリしました。
みんなから少しずつお弁当を分けてもらう…というオーソドックスなお話かと思いきや、
まさかみんなから勝手にお弁当の中身を取ってしまうとは!!!
しかけ絵本になってますし、絵もとっても可愛くってお弁当も美味しそうなだけに、
とりちゃんのあまりの行動にかなり疑問をもちました。
しかしこの本は、そういった子に対してどう接するか?の絵本なんでしょうか?
まだ他のお話は読んでいませんが、このシリーズはそういったコンセプトなのかなと思い、
そういった意味では納得できました。
が、やはりどこか釈然としない、腑に落ちない感じ…。
子供たちはケラケラ笑って楽しそうでしたが、
やはり私はみんなにありがとうを言わないとりちゃんに
納得できない感じです。
好き勝手されても優しく対応するみんなは本当に素晴らしいですが、
もし自分がそんな勝手なこと人にされたら、どんな気分になるかな?とか考えると…。
やっぱりどこか釈然としません。
反面教師的なお話なのかもしれませんが、
もっと素直に「ありがとう」「ごめんね」が言えるお話だったらもっと良かったのに、と思います。
子供たちは面白くて好きみたいなので、それはそれでいいと思いますが、
私的には納得しかねる内容だったので
星3つ☆☆☆にさせてもらいました。