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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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ちいかま

ママ・30代・埼玉県、男9歳

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ちいかまさんの声

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自信を持っておすすめしたい ものすごい贅沢!  投稿日:2005/11/03
あな
あな 作: 谷川 俊太郎
絵: 和田 誠

出版社: 福音館書店
 ひろしくんが日曜日にあなを掘って、埋めるというだけのお話なんですが、そのあなはとても奥深くいろんなものが詰まっている気がします。

 まず、ひろしくんがあなを掘り始めるのは朝で、埋めてしまったときには日も暮れていますから、ひろしくんは丸一日あなに費やしています。お昼ごはんを食べるのも忘れています。こんな時間の使い方ができるって、なんかうらやましい。
 それから、あなに没頭しているひろしくんが気になって声をかけてくる人たち。たった一言で気持ちが通じて、みんなそれ以上邪魔をせず、放っておいてくれる。これぞ理想の人間関係。
 自分だけのあなを掘ったという達成感はいうまでもなく、視点が変わったからこそ見えた景色や土の壁の感触、虫との出会い、満足感など、得たものもたくさんあります。
 あなを埋めてしまったことはすこし意外でした。まるで何も起こらなかったかのようですが、ひろしくんの心の中にだけに残る出来事というのも、それはそれで贅沢なのかもしれません。
 
 この本の魅力を知って欲しくて、ひろしくんのような一見無駄のようだけどとても大切な経験を味わって欲しくて、小学校の2年生のクラスで読み聞かせをしました。
 みんな真剣に聞いてくれて、読み終わったときには満足感に満ちた顔をしていました。そんな子どもたちの顔を見て日本もまだまだ捨てたもんじゃないなと実感しました。
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なかなかよいと思う クラス全体そのつもり  投稿日:2005/10/29
そのつもり
そのつもり 作・絵: 荒井 良二
出版社: 講談社
 学校の読み聞かせの時間に3年生のクラスで読みました。
こどもたちにこの独特の世界が分かるかどうか不安でしたが、表紙を見せただけでみんなが本に集中していくのが分かりました。そこで一安心。
 読み始めてみると、そのつ森の動物たちの提案にいちいち反応してくれました。おばけを住まわせたいという案には男の子たちが拍手喝采!女の子たちはこのままがいいという案に賛成の子が多かったようです。ある男の子なんて「ぼくもこのままがいいと思う。」と、きっぱり!
「あなたたち森の住人なの?」と、思わずつっこみたくなるような子どもたちの反応に、つくづくいいクラスだなぁと、うれしくなってしまいました。
 読み聞かせをしていく中で、ずっと心に残っていく一冊だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 最初の一冊だからこそ、この本なんです。  投稿日:2005/10/29
いないいないばあ
いないいないばあ 文: 松谷 みよ子
絵: 瀬川 康男

出版社: 童心社
 初めて出会ったのは小学校の図書室でした。この本を手に取った小学生の私は「自分が赤ちゃんの時に出会いたかった。」と、悔しくてたまりませんでした。それから15年以上、自分の子どもに最初の一冊として読んであげる日が待ち遠しかったです。
 子どもの感性は、我ながらすばらしい!
 息子が生まれて、人の表情が認識できるようになって、すかさずこの本を読んでみると、かすかに顔がふにゃぁとなるんです。笑ってるんです。自分と同じ本に共感する息子を見て子育てって楽しい♪と実感しました。
 初めて持つ固い物、初めて触る紙、初めて見る絵、初めて聞くお話、初めてめくるページ、初めての変な味?全てを是非この本で体験させてあげてください。紙質も、瀬川さんの絵も、松谷さんの言葉も全て心地のいい絶品です。そして、なめてかじって、ぼろぼろになった本は一生私の宝物です。
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自信を持っておすすめしたい この本に出会わなかったら・・・  投稿日:2005/10/29
ペンギンのたまご
ペンギンのたまご 作・絵: 桑原 伸之
出版社: 小峰書店
 まだ息子が2歳の頃、外で遊ぶのが楽しくてどんな本を読んでも全く関心を示さない時期がありました。手のつけられないほどのやんちゃぶりで見るからになにかたくらんでいるいたずらっ子の目をしていたのですが、 そんな息子が、唯一、興味を持った本が「ペンギンのたまご」です。
 シンプルな線とはっきりした色使い、動きとリズムのある展開が最高です。「・・・してもうまれない」の繰返しがおもしろく、なかなか生まれないもう一つのたまごを必死で孵そうとするペンギンがかわいいんです。まわりの大人達にも大好評で、たまごが生まれたときはみんなで拍手!
 何度も繰り返し見て聞いて覚えて、幼稚園に通う従姉に自ら読んであげて、逆にうる覚えの従姉が読み始めると「ちがう、ちがう」と指摘し、また読んで・・・。
 この本との出会いをきっかけに、いろんな本に興味を持ちたくさん読むようになりました。外で遊ぶほうが好きなのは今でも変わりありませんが・・・。
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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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