新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと

きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

「わからない」って楽しい!国立科学博物館監修の恐竜絵本!

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まるやまさだお

パパ・50代・東京都

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まるやまさだおさんの声

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自信を持っておすすめしたい おさんぽ ぽぽぽ  投稿日:2006/08/21
おさんぽ ぽぽぽ
おさんぽ ぽぽぽ 作・絵: くめむら たかこ
出版社:
 作者のコメントに「一つの優しさが次の人へ、また次の人へと、どんどん広がっていくといいな…。そんな願いをこめて、作りました」とありますが、人間は小さい頃に関わらず、必ず誰かに助けてもらって生きています。「一人で生きているんだ!」なんて思っても、実際にはそうではありません。

 例え、文明社会を離れて、たった一人で無人島で生活していたとしても一人で生きているわけではありません。誰もいないから一人で生きているさ!と思っても、何を食べるのでしょうか?植物を食べたら、それは植物に助けてもらったことになるのです。木の実を食べたら、木の実に助けてもらったことになります。極端に言えば、息をしていることは地球に助けてもらっているのです。

 この「おさんぽ ぽぽぽ」はもちろん、そこまで極端ではありませんが、子どもにとって誰かや何かに助けられて、そして助け合って人は生きていくことを、くめむらたかこさんのやわらかなタッチの絵で表現しています。現実的にはお散歩の途中にクマ君が出現したら、ビックリですが、そこは絵本の世界ですからね。ほのぼのしたストーリーで子どもに周囲との関わりをやさしく教えてくれる作品だと思います。
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自信を持っておすすめしたい にっこり まんぷく  投稿日:2006/08/21
にっこりまんぷく
にっこりまんぷく 作・絵: くめむら たかこ
出版社:
 今や「食育」という言葉が頻繁に聞かれるように「食べる」ことによる「教育」が重要視されています。「食べる」ということは人間が生きていく上で必須の本能ですが、少子化時代の今となっては、「食事」ということに昔ほどの意味がなくなってしまっているように思います。

 人間は食べなくては生きていけません。でも、同じ「食べる」にしても楽しく食べるのと、嫌々ながら食べるのでは雲泥の差がありますよね。

 このくめむらたかこさんの「にっこりまんぷく」という作品は、そんな「食べる」ことの「楽しさ」を教えてくれる作品だと思います。
 クレヨンタッチのやわらかな絵が、お話の内容にもぴったりとマッチして、ちょっとふざけながらも、楽しく食事をする赤ちゃんのちーちゃんからページをめくるごとに大きくなっていき、夕食を食べるよっちゃんまでとってもユーモラスに描かれています。

 「お行儀」ももちろん大切ですが、それよりも何よりも「楽しく食べること」が、体の栄養にもなるのではないでしょうか?最後に登場する「はらいっぺー」くんのオチも楽しいですね。小さなお子さまと一緒に楽しく読める作品だと思います。
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