アナンシ

その他の方・60代・東京都

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自己紹介
最初は自分の子どもに、そのうちに、読み聞かせボラとして活動するようになり、気がついたら20年経っていました。絵本の世界は広く、深い。一生勉強ですね。そして少しでも多くの子どもたちにその豊かな世界を届けたい。
好きなもの
絵本、子ども、陶器、緑色、あんこ、桃、氷ミルク金時、お菓子づくり、霜柱を残らず踏むこと

アナンシさんの声

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自信を持っておすすめしたい 実は奥が深い!でも笑える  投稿日:2012/12/08
はっぱみかん
はっぱみかん 作: 風木 一人
絵: 山口 マオ

出版社: 佼成出版社
幼児から大人まで、この絵本を楽しめる年齢は実に幅広い。

分かりやすく親しみやすい絵、
理解しやすく、自分でも使いそうな言葉を用いて、
スッと絵本の中に引き込む。

葉っぱが付いているというだけで、自分は特別と思いこむみかんくん。
その自画自賛ぶりに、思わず笑ってしまうけど、
この本のメッセージは奥深い。
自分が思っている自分と、他の人から見た自分。
どっちが本当なんだろう?
そして自分のこだわりが、実はちっぽけなことなのかも…って
教えてくれる。
本当に大切なことは…、と最後には考えされられるんだよね。

でもこの本のすごいところは、そういうメッセージが
押しつけがましくなく、むしろ笑いを込めて聞き手に
手渡せるところ。

読むなら、あまり押しつけ感を出さず、
あっけらかん とした感じでお読みください。
その方が、聞き手の心に響きます。
本の力が素晴らしいのです。

どんな読み聞かせにも外したことはない、
めったにお目にかかれない逸品と言えます。
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なかなかよいと思う ロマンチックなおはなし…かな?  投稿日:2008/08/27
じがかけなかったライオンのおうさま
じがかけなかったライオンのおうさま 作・絵: マーチン・バルトシャイト
訳: 加納教孝

出版社: フレーベル館
ライオンのおうさまは威張っているけど、
実は字が書けなかった。
でも、そんなことちっとも問題ない!
だって強いライオンのおうさまは、
威張っていれば良かったんだもの。

でもある日、とってもステキなメスライオンに恋しちゃう。
ラブレターを書こうと思っても、
さあ、たいへん!
字がかけないから、いろんな動物に代筆を頼む。
だけど、みんなおうさまの気持ちを
上手く書いてくれない。
ああ、どうしよう!
結末は…なかなかロマンチックです。

王さまライオンの絵がユーモラスで笑える。
なんで勉強しなくちゃいけないの?・・・なんていう子にも良いかな。

でもやっぱり、ラブストーリーとして楽しむほうがお勧め。
特にバレンタインの時期にいかが?
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自信を持っておすすめしたい 地球上に生まれた初めてのうた?!  投稿日:2008/08/22
だくちる だくちる はじめてのうた
だくちる だくちる はじめてのうた 作: 阪田寛夫
絵: 長 新太

出版社: 福音館書店
「だくちる だくちる」−それは淋しいイグアノドンが、
この地球で初めて聞いたうただった。

イグアノドンは、嬉しかったんだね。
それが初めて出来た友達のうただったから。
意味は何も分からないでも、
その声をずっと聞いていたかったのね。

イグアノドンは全部様々な色のシルエットだけで、
表情が描かれていない。
でも、何だかその方が淋しいイグアノドンの気持ちが伝わってくる。

地球で最初のうたは、そうやって生まれたの。
そりゃ、坂田寛夫がそう書いて、長新太さんがそう描けば、
それで決まりでしょう!
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自信を持っておすすめしたい 出産間近のママと、幼い子に  投稿日:2008/08/22
あかちゃんてね
あかちゃんてね 作: 星川 ひろ子 星川 治雄
絵: 星川 ひろ子 星川 治雄

出版社: 小学館
赤ちゃんが生まれてからの1年間を
写真で追った絵本です。

圧巻なのは、一人の赤ちゃんを、
生まれた直後から1ヶ月ごとに
定点カメラでずっと同じ様に撮影し続け、
最後にそれを仕掛け絵本にして、
ズラッと見せてくれます。

作者の星川さんが、
産院で募集した本当のご家族を、
記録し続けたのです。

文章は、まだ幼いお姉ちゃんの視点で書かれ、
お母さんに甘えたいのを
ちょっとガマンしながら、
ハイハイした、立ったなど
あかちゃんの成長を見ている様子が、
優しくて、いじらしい。

乳幼児の親子向けおはなし会で、
最後にお母さんにお勧めしています。
「どうぞマイ『あかちゃんてね』を
作ってくださいね」と。

毎回好評で、おはなし会が終わってから、
見入るようにしているお母さんもいらっしゃいます。
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自信を持っておすすめしたい 学習障害ってきいたことある?  投稿日:2008/08/14
ありがとう、フォルカーせんせい
ありがとう、フォルカーせんせい 作・絵: パトリシア・ポラッコ
訳: 香咲弥須子

出版社: 岩崎書店
この物語は、作者パトリシア・ポラッコの自伝です。
自分が他の友達の様に、字を書いたり、算数をしたり出来ない。彼女は、いわゆる学習障害者でした。クラスの友達からバカにされて、悲しいことに、彼女自身も「自分はバカなんだ」と卑下してしまいます。でも、ある日、フォルカー先生との運命的な出会いが、彼女を変えるのです。そして、彼女は学ぶことの楽しさを、本を読むことの楽しさを、分かるということの素晴らしさを体験していきます。勉強を苦手と感じる小学校中学年以上の頃には、共感できる者があるのでは?
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なかなかよいと思う 今、考えて欲しいいのちのこと  投稿日:2008/08/14
エリカ 奇跡のいのち
エリカ 奇跡のいのち 作: ルース・バンダー・ジー
絵: ロベルト・インノチェンティ
訳: 柳田邦男

出版社: 講談社
終戦記念日も近い今、ちょっと大人に近づいた子どもたちにどうぞ。
幼い子には、ほんとうの物語だけに、辛すぎるかも。でも、いつか戦争のこと、いのちのことを考えて欲しいと思うとき、良い材料になると思います。
作者は、ある少女エリカと出会う。自分の親も、誕生日も知らない。しかし、両親に、心から愛された証として今、生きている。彼女は、ユダヤ人。そして、捕虜収容所に送られる列車の窓から、おくるみにくるまれて、外に投げ出された赤ん坊なのだ。赤ん坊を投げ捨てると言う究極の選択。それしか、自分の子どもを守る術がなかった。その赤ん坊は生き延びた。これぞ‘奇跡の命’なのである。
絵の確かさ、美しさ、抑え目の色彩。すべてがこの物語をしっかりと支えていると思います。
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自信を持っておすすめしたい 高学年の子から大人までおすすめ  投稿日:2008/08/13
ストライプ たいへん! しまもようになっちゃった
ストライプ たいへん! しまもようになっちゃった 作・絵: デヴィッド・シャノン
訳: 清水 奈緒子

出版社: らんか社
読み聞かせボランティアを13年くらいやっています。小学校の朝のおはなし会に行って、3年生に読んだ本です。この本のメッセージはとても深いけど、それが分からなくても、絵の説得力でぐいぐい聞き手を引き付けます。ただ、この本のメッセージを読み取れるのは、中学年から上くらいですね。中学生に紹介したこともあります。友達との関係にちょっと遠慮が出て来る、これくらいの子たちには、特に感じるものがあるみたいですね。訳30人のクラス全体が、最初は大笑いし、最後にはシーンとなって、聞き入った本です。ぜひどうぞ。
参考になりました。 8人

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【連載】絵本ナビ編集長イソザキの「あたらしい絵本大賞ってなに?」

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