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どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)

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だっこらっこ

せんせい・40代・愛知県、女の子10歳

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だっこらっこさんの声

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自信を持っておすすめしたい 「怖い本」デビューに最適。  投稿日:2018/06/19
ねないこ だれだ
ねないこ だれだ 作・絵: せな けいこ
出版社: 福音館書店
赤ちゃんから読み続ける本の中に、「怖い」をテーマにしたものはなかなかお目にかかりにくいものです。あまりに怖すぎると子供のトラウマになりそうだし、絵本嫌いにもなってしまう。中途半端に怖いだけだと、シュールさが際立って面白さに繋がらない。

その点、この本はパーフェクト。
シュールさも維持しつつ、ちゃんと「怖い」。
寝ないと、連れて行かれちゃうぞという教育的要素もあってストーリー展開に意味がある。

私も小さいころ、読み聞かせしてもらい「怖いもの見たさ」のどきどきを初めて体験したように感じました。
最近は娘は「こわい〜」といいつつ、にやにや(笑)。
「怖い」と「わくわく」は紙一重なのだなと思いました。
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なかなかよいと思う あの子もこの子も、トイレでち〜!  投稿日:2018/06/18
くろくまくん トイレで ち〜!
くろくまくん トイレで ち〜! 作・絵: たかい よしかず
出版社: くもん出版
なかなか、ママと二人、一対一のトイトレって進まないこともあります。そんなときには、お友達のち〜!がとっても有効だったりします。
なんだか、トイレに気が向かなくても、あの子が行ったから行ってみるか…と。そこをうまく、楽しげに書かれているのがいいと思いました。
私個人は、教材的な内容よりも、ただただストーリーを楽しむものの方が好きですが、子供のトイトレには効果が期待できる絵本だと思います。
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自信を持っておすすめしたい 「生まれる」って、こんなに素敵なこと  投稿日:2018/06/17
ちいさなうさこちゃん
ちいさなうさこちゃん 文・絵: ディック・ブルーナ
訳: いしい ももこ

出版社: 福音館書店
キリスト教の受胎告知をモチーフにしたのでしょうか。
天使からの予言から、ふわおくさんご夫婦に新しい命がプレゼントされます。
「うまれる」って、こんなに素敵なこと。
それだけをシンプルに、淡々と伝えている。
赤ちゃんを迎えるパパママにとっても、赤ちゃんにとっても。
「ただ、そこにいるというだけで大きな存在」って、こういうことだと思います。

赤ちゃんのころから、うさこちゃんの好きな娘の原点となるような一冊です。うちにおいてあるものはあまりに読み込み過ぎて、肝心のうさこちゃん登場シーンのページに穴を開いています(笑)
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なかなかよいと思う 見開いたおめめが、怖いけど(笑)  投稿日:2018/06/17
いないいないばあ
いないいないばあ 文: 松谷 みよ子
絵: 瀬川 康男

出版社: 童心社
3歳の娘が未だに好きな本。
というか、年齢が低いころは表紙のくまちゃんのお目目が見開いているのが怖いとあまり好きではなかった様子。
…確かに、「誰が見てもかわいらしい」という感じではないので、イラストの好みはわかれるところだと思います。
色使いも柔らかい、というより暗めの色彩で落ち着いていますし。

けれど、世の中に「いないいないばあ」をモチーフにした絵本は山ほどあれど、我が家にとっての「いないいないばあ」はこの一冊。

私たち親子の好きなフレーズは「にゃあにゃが ほらほら いないいない
ばあ」です。ここが一番語感が良いように感じるのです。
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自信を持っておすすめしたい 「おさじ」という言葉のすわりの良さ。  投稿日:2018/06/17
おさじさん
おさじさん 文: 松谷 みよ子
絵: 東光寺 啓

出版社: 童心社
年齢が低かったころは、「うさぎさんがかわいくない」と言っていた娘。今では、かなり気に入っています。
この本の魅力はスプーンではなく、「おさじ」と言っているところでもあると思うのです。普段はスプーンと呼んでいるけれど、ここでは断然おさじ。
なんだか、日本語としてのすわりがとても良い。

ばあばが孫に「はい、おさじ。あら、今はおさじなんて言わないわよね」と恥ずかしそうに言ったことがあります。
この絵本を読んでいたので「スプーンのことだと分かるよ」と会話したのが印象深いです。
最近は日常であんまり使わなくなった単語も、こういうところで生きてくるなあと思いました。
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ふつうだと思う 独特の距離感が絶妙  投稿日:2018/06/13
きいろいことり
きいろいことり 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: いしい ももこ

出版社: 福音館書店
子供が0歳の時から読み聞かせしている本で、もう、表紙も背もぼろぼろです。
子供の反応が特にいいわけではないけど、なぜかずっとそばにあり、何度も読んでいます。
この本の特徴は「読み手に寄り添いすぎない距離感」だと思いました。全体が説明に終始していて、そこで物語が展開するわけではないので、読み手との相性が出てくる気がします。

でも「おんどりは うまないで いばってあるくだけ」にドキッとした大人もいるのでは…。意外なところで、メッセージ性のあることを差し込んだ点、著者の意図を感じます。

ある時は私は心の中で「ほんと、そうだよねー!!」と思いながら読んだり、「まあ…、そんなこともないけどね…」と思ったりしながら、ここの件を読みます。
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なかなかよいと思う 今日はどんな「買って」にしようかな。  投稿日:2018/06/09
しろくまちゃんぱんかいに
しろくまちゃんぱんかいに 作: わかやま けん
出版社: こぐま社
この本を読むと、毎回小さいころの私を想像します。
と、いうのも母によると私は相当手のかかる子供で、まず日々の買い物が大仕事になったそう。
まさに、絵本の中のしろくまちゃんを数倍激しくした感じだと(笑)。
買ってもらえなくて、「おかあさんの けちんぼ」で終わらず、床にだーん!とひっくり返っての大暴れ…。

幸い、うちの娘は「激しいしろくまちゃん」ではありませんが、「買ってほしいのに買ってもらえない」シーンに共感を覚えるようです。
なので、ここが一つの見せ場となり、毎回、声色やテンションを変えて「かって かって」をやります。
最近は激しいしろくまちゃんのノリでやると、子供にウケます。
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自信を持っておすすめしたい 日本語の持つリズムの心地よさを体感。  投稿日:2018/06/08
ちいさなさかな
ちいさなさかな 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: いしい ももこ

出版社: 福音館書店
ちいさな さかなが おりました
ぐるぐるまわって みずのなか
ぱんのかけらは ないかしら

韻を踏むような、優しい言葉のリズムがとても心地よい本です。いしいさんの訳が絶妙に日本語を魅力的に感じさせます。
子供が0歳のころからずっと読み聞かせしているので、そのリズムが自然と体に染みついていくように、私も文章を覚えています。

まるで、子守唄のようでもあり、リズムに沿って子供の小さな背中をぽんぽんしながら読んでいくと子供も落ち着いた気持ちになるようです。
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自信を持っておすすめしたい かわい〜い☆  投稿日:2018/06/02
おいし〜い
おいし〜い 作: いしづ ちひろ
絵: くわざわ ゆうこ

出版社: くもん出版
初めは対象年齢とされている1〜2歳ごろに一回読み聞かせした本です。でも、その時にはあまり反応せず…。言葉はあまり話せないながらも娘の表情から「ふーん、あっそ。」という、つれない感想が伝わってきて(笑)、一回読んだだけで終わりました。

ところが、3歳を過ぎて偶然本屋で見かけたらすぐに「読んで!」とせがまれました。「これ、赤ちゃん用の本だよ?」と言いつつも読み聞かせしたら、「かわい〜い!」と大好評。
「おいし〜い」を言うたびに「かわい〜い!」。
どうやら、主人公の赤ちゃんの可愛らしいしぐさや表情が娘の母性本能(?)をくすぐったようです。

妹や弟と接するような態度が面白く、こういう本の楽しみ方もあるのだなあと思いました。大人が設定している「対象年齢」は子供にとっては全く関係がないもので、何歳からでもどんな本からでも色々な楽しみ方ができるのだと実感しました。
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自信を持っておすすめしたい ねえねえ、今日はどのパンで作る?  投稿日:2018/06/02
サンドイッチ サンドイッチ
サンドイッチ サンドイッチ 作: 小西 英子
出版社: 福音館書店
タイトルページには、色々な種類のパンが顔をのぞかせている。この本を読む時には、まず「今日はどのパンで作ろうか?」と娘と相談するところから始まります。「カリカリに焼いたトースト!」「今日はつぶつぶのゴマパン!」。読み進めていくうちに、何の材料を挟むかも立ち止まって相談です。「今日は、卵はいらなーい」「トマトたくさんのせちゃおう!」。

シンプルで、余計な説明や展開が無い分、その日の気分で「自分がどうしたいか」を自然と考える造りになっているのが魅力です。ただ単にサンドイッチを作るだけの工程だけで、こんなに「選択」にあふれているのかと、新鮮に感じることもできました。

最初は緑色が映えるきれいな表紙に魅かれて、手に取りましたが丁寧なイラストといい、内容といい、何度読んでも娘と一緒に楽しめる一冊になりました。
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