![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
この本を書いたのはジョージ Y ハリスンさん。2012年生まれのロンドン・東京育ちで、6歳のとき、国連食糧農業機関(FAO)ローマ本部訪問をきっかけに環境問題に関心を持ちます。
今の世の中は、人々が便利な暮らしを求めた結果、ゴミは増え、森林は減り、空気や土壌は汚染され……。地球の気候も変わり毎年のように自然災害が起こっていますよね。それはわかっているけど、今の暮らしをやめられない。でも、たとえ子どもでも自分たちの未来のために、地球のためにできることがあるのでは? と、ジョージは子どもの目線で語りかけます。10歳になったジョージ少年が、同じ小学生へ向けて書いた本です。
「できること1 『ひとりの力』をしんじる」「できること2 自転車や歩きで出かける」「できること3 ベジタリアンになる日を作る」「できること4 自分が食べられるぶんだけにする」など、身近な言葉で「できること」を12項目まで挙げています。
「わたしたちが毎日のくらしのなかで したことやきめたことのすべてが、地球にえいきょうをあたえています。(略)このままだと、わたしたちが大人になったとき、あんしんして地球にくらすことができなくなってしまうかもしれません。」 「ぼくは『子どもだから』とか『自分ひとりだけじゃいみがない』などと思わずに、できることをしていきたい。みんなもいっしょにやってくれますか?」
イラストがたっぷりで読みやすい32ページは、暮らしを振り返るきっかけになりそう。 本書は、日本科学未来館が監修。東京大学の松尾豊先生(AI専門)や、ワールド・フード・フォーラム(WFF)など、専門家への質問・回答も巻末に収録されています。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
■10歳の少年が書いた絵本 ※毎日新聞「本はともだち」にインタビュー掲載(2022.10.22) ※毎日小学生新聞 一面にインタビュー掲載(2022.10.28) ※北海道新聞に著者インタビュー掲載(2022.10.31) ※FMくしろ「わくわく♪プラス」内「オススメ本紹介」コーナー(2022.10.28) ※TOKYO FM「サステナ*デイズ」に出演(2022.11.17)
わたしたちが毎日のくらしのなかでしたことやきめたすべてのことが、地球にえいきょうをあたえています。 人間がべんりなくらしをもとめすぎたけっか、海にゴミがふえ、森がへり、空気がますますよごれました。地球の気候がかわってしまい、台風やこうずいなどによる自然さいがいもふえています。 同じ地球に生きるなかまなのに、あらそいあったり、こうへいではない環境で子どもたちをはたらかせたりしているところもあります。
このままだと、わたしたちが大人になったとき、あんしんして地球にくらすことができなくなってしまうかもしれません。どうしたらよいのでしょう。 世界をよりよくするために、ぼくが考えたり行どうしたりしていることをシェアしたいと思います。
●おすすめポイント1 10歳の少年が書いたから、親しみやすくて理解しやすい! ●おすすめポイント2 東京大学の松尾豊先生(AI専門)や、ワールド・フード・フォーラム(WFF)など、専門家への質問・回答を収録
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