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物心ついたときから、お父さんお母さんはなく、たった一人で生きてきたステゴサウルスのテゴ。ある日、1個のたまごに出会う。はじめは、関係ないと立ち去ろうとしたのだが、突然の大雨や日照りから守ったり、ヴェロキラプトルの略奪から守ったりしているうちに、次第にたまごを放っておけない気持ちになって…。小さくて無力な、か弱い存在を守ろうとする、テゴのたまごへの思いやりを描く。ひとりぼっちだったテゴに家族ができる結末に、温かい気持ちに包まれる。 本書を含むこの「ダイナソーキッズ きもちのえほん」シリーズは、子ども時代に育みたい重要な能力として最近注目されている非認知能力(※向上心、共感力、コミュニケーション能力、忍耐力、思いやりなど、数値で測ることのできない人間的な力)を高めるための様々な工夫を盛り込まれている。 その一つが巻末の「おうちの方へ」である。そこでは、幼児期の言葉の発達が専門の國學院大學吉永安里教授の監修のもと、読後に絵本の理解を深めるための問いかけ例を掲載。その回答の例として実際に子どもたちが答えた言葉を、「ダイナソーキッズ公式サイト」に掲載している。
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