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「事件かも……。」 新聞社の記念企画で、地域の小学生の中から、夏の期間だけの臨時の特派員記者が10名募集された。その記者は「夏の記者」と呼ばれた。
あそこ。絶対にあそこよ。そう佳代は思った。彼は、バス待ちをしている人たちの陰に隠れるようにして自転車をとめ、そして後ろをふり返ったのではないだろうか。バス停がある場所にはちゃんと屋根があり、強い日ざしをさえぎっていた。きっと彼、このバス停の日陰で、ほっと一息ついたはず。
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「夏の記者」。
もしこんなイベント!?があったなら、これはすごい経験になるのではないでしょうか。
机の上では学べない学びかも知れませんね。
本の中で、本来の自分が経験できない何かを疑似体験したような気持ちにあるのも、また読書の醍醐味に感じます。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子10歳)
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