
本が大、大、大好きな、くろねこの本屋さん
本を読むのが何よりも大好きなくろねこがいました。 家族のねこたちは、ロボット作りや、コックさん、ダンサーや、音楽家などをしていますが、このくろねこときたら、本を読んでいるばかり。 そんなある日、くろねこは町で小さな子どもの本屋さんを見つけて、お手伝いをすることに。 おもしろい本に詳しいくろねこですから、子ども達ひとりひとりにぴったりのを教えてあげることができます。くろねこは評判になり、本屋さんは大人気店になりました。 ところが、ある日、大雨でお店が水びたしになってしまいます。何日もかけて元通りにしたものの、お客さんはぜんぜんこなくなってしまいました・・・。 すっかり元気をなくして、ごはんはおろか、本さえも読めなくなってしまったくろねこですが・・・。
読書の楽しさを伝えると共に、好きなことを見つけ伸ばしていくことを応援する絵本です。
【編集担当からのおすすめ情報】 『としょかんライオン』訳者の福本友美子さんによる翻訳絵本です。
読み聞かせにぴったりの「声に出して読みやすく、耳で聞いて心地いい」文章と、ボローニャ国際絵本原画展に入選した若手アーティストの伸び伸びとした絵が楽しい絵本です。

本を読んでいるだけでしあわせな、くろねこが主人公です。
親やきょうだいたちからしごとをしないの?と言われます。
だけど、くろねこは本が読みたいだけ。
あるとき、くろねこは街でほんやさんのお手伝い募集中の紙を見つけます。やりたかったことばっかり!と、お店を手伝う中で、どのこにもピッタリな本を選んであげます。
そんなとき、大雨が降り、水道管が破裂し、お店が水浸しになってしまいます。水がひいた後もお客さんがきません。
くろねこは元気がなくなってしまいます。
それを助けたのがくろねこの家族と、お店の女の子バイオレットです。素敵なアイデアでまたお店にお客さんが戻ってきます。
本を読みたいだけって思っていたのが、誰かの役に立つことにつながる、
なんて素敵なことでしょう!
この本を読んだら他の誰かに教えたくなりますよ。 (メガネちゃんさん 40代・ママ 男の子11歳、男の子6歳)
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