
ちょうちょうがはばたいたら、くまが目をさまし、驚いてかえるが川にとびこみ、食事の邪魔をされた魚は逃げだし、釣りをしていた少年はあきらめて帰り、少年に出くわした子うまは木にぶつかり……。小さな動きが、だんだん大きな出来事を引き起こしていく、「バタフライ効果」から、蝶の一生のうち一番幸せな一日を描いた絵本。ページはすべてひとつながりになっていて、文章は蝶の飛翔の軌跡に載せている絵巻物のような絵本。

井上奈奈さんの『さいごのぞう』や『ウラオモテヤマネコ』などの作品が素敵だったので、こちらも読みたいと思いました。
ピンクの糸を辿って、ちょうちょうが羽ばたきます。
周りに影響を与えながら、軽やかに飛び回るちょうちょうの一日(一生)が語られます。
夢見心地な感じ。大人向けの絵本です。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子13歳)
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