2015年、フランスのパリで、地球温暖化をおさえるために、世界の平均気温の上昇を産業革命前とくらべて1.5℃までにおさえるという目標が決まりました。パリ協定の「1.5℃目標」といわれるものです。 地球温暖化は、CO2をはじめとする温室効果ガスのふえすぎが原因です。人間の活動から出されるCO2が原因といっていいでしょう。しかも、CO2の約6割は家庭生活から出されています。ですから、地球温暖化をおさえるためには、わたしたち一人ひとりが、生活の中でCO2をへらすように取りくまなければなりません。 CO2をへらすといっても、そもそもわたしたちは、どれくらいのCO2を出しているのでしょうか。自分自身のいつもの生活から、いつ、どのように、どれだけのCO2を出しているかわかれば、へらし方もわかるはず。 この本は、CO2の量を「はかって、へらす」ことを目的にしています。「@はかる編」で、一人ひとりの出しているCO2の量をはかってみましょう。それがわかったら、「Aへらす編」で、どのような生活が、CO2をへらすことにつながるか考えてみましょう。 「1.5℃目標」達成にむけて、CO2をはかって、へらす『1.5℃大作戦』の始まりです!
Aへらす編 わたしたち、こんなにへらせます 「Aへらす編」では、生活の中で、なにを、どうすれば、どれだけのCO2をへらせるのか、いろいろな方法を紹介します。「1.5℃大作戦」を、実際の行動にうつしていきましょう。
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