![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
メジロ城に仕えることり忍者シジュウカラのすけ。ある日、お殿様に呼ばれ、山のてっぺんにあるという「世界一おいしい木の実」をとってきてほしいと言われます。シジュウカラのすけは、願いをかなえるために仲間をつれていくことにします。
『ヂヂヂヂ!』
合図で集まったのは、コガラまるとヤマガラざえもんという、ことり忍者の仲間たち。山のてっぺんめざして空高く飛んでいきます。途中で出会ったリスに木の実のことを聞いてみたり、大きなヘビに驚きながらも、うわさの場所にやってきます。さっそくかごいっぱいに木の実を集める忍者たち。食べるのはお殿様に持ってかえるまでガマンです。ところが木の上にいたのは!?
頬かむりをし、背中には刀らしきものを携え、修行にはげむ忍者シジュウカラのすけ。その凛々しい表情からは、日頃の真面目な暮らしぶりも見えてきます。でも。とにかくやっぱり……可愛らしいのです。小鳥ですからね。
そんなシジュウカラのすけが忍者の合図として口にする「ヂヂヂヂ」「ヒヒヒ ヒヒヒ」「ジャー ジャー」などの言葉は、シジュウカラの実際の鳴き声。この言葉にはそれぞれ意味があり、使い分けながら仲間たちとコミュニケーションをとっているのだというから驚きです。小鳥博士・鈴木俊貴さんが監修されているこの絵本、巻末のシジュウカラ語の解説ページもみどころのひとつです。
大冒険だけれどユーモラス。スリリングなはずなのに、のどかな世界。登場するのが、私たちに身近な小鳥たちだからでしょうか。大塚健太さんと出口かずみさんの組み合わせにより生まれるこの雰囲気が、どんどんクセになりそうです。続きも見てみたいですよね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
ことりにんじゃ ひみつの言葉はシジュウカラ語!?
仲間たちと協力して大きな敵に立ち向かう、ことりにんじゃたちのおはなし。 「ヂヂヂヂ」「ヒヒヒ ヒヒヒ」など、小鳥たちの実際の鳴き声(シジュウカラ語)」が、 ことりにんじゃのひみつの言葉としておはなしに登場します。 出口かずみさんと大塚健太さんによる、ユーモアたっぷり楽しい絵本。 小鳥博士・鈴木俊貴さんが監修!巻末にシジュウカラ語の解説ページつき。
メジロじょうに つかえる ことりの にんじゃ シジュウカラのすけは きょうも しゅぎょうに はげみます。
あるひ メジロじょうの おとのさまが せかいで いちばん おいしい きのみを とってくるように いいました。
シジュウカラのすけは なかまたちと おとのさまの ねがいを かなえることが できるでしょうか。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
『うごきません』『いちにちパンダ』の大塚健太さん。「うろおぼえ一家」シリーズの出口かずみさん。どちらも大好きな作家さんなので、そのお二人のコラボ作品ということで、読むのがとても楽しみでした。
メジロ城に仕える小鳥忍者、シジュウカラのすけが活躍するおはなし。
鳥博士の鈴木俊貴さんの監修ということもあって、シジュウカラの鳴き方などの生態がよくわかります。
「ヂヂヂヂヂ」「ヒヒヒ!ヒヒヒ!」「ジャージャー」など、仲間に伝える合図の言葉を使い分けていて、ナイスです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子19歳、女の子16歳、男の子13歳)
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