
先行知識がある子も苦手な子も、共に学ぶから夢中になる 本書の概要 「たしざん」や「とけい」など学習内容は初歩的ですが、家庭学習で先行知識があったりなど既習の幅が大きいことが1年生算数の特徴の一つです。6年間の学校生活を大きく左右する1年の算数で、分かる子だけで進まない、分かる子も退屈しない授業のポイントをご紹介します。 本書からわかること 「それはおうちでならったよ」 知識を伝えるだけの授業では、先行知識のある子が退屈してしまいます。先行知識がある子も夢中になって問題解決に取り組む授業を行う15のポイントを紹介しています。 「分かっている子が多いし、私はニガテなのかな」 わかっている子の正答だけを繋いでいく授業では、1年生のうちから得意な子と苦手な子の差を広げていってしまいます。学級の安心感を高め、苦手な子も算数が好きになっていく18のポイントを紹介しています。 1年算数で共に学ぶよさを知る 算数は、同じ問題にも多様な解法があり、系統性が高く既習との繋がりが強いため、仲間と共に授業を組み立てていくよさを感じやすい教科です。算数を苦手教科にしてしまうか、学校をもっと好きになるきっかけにするかは、1年生の授業に左右されるのです。 こんな人におすすめ 1年生の算数授業を、子ども教師も楽しめる授業に変えたい先生。
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