![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
手紙が大好きなジョンくんは、おばあちゃんに手紙を書きました。 おおきいどんぐりに「げんきです」。 木の葉に「だいすきだよ」。 ジョンくんは、これはきっとおばあちゃん喜ぶぞと、思いつくままにいろいろなものにお手紙を書きます。 でもどんぐりは道に飛び出てしまい、木の葉は破れないようにそうっと投函したけれど、名前も切手も忘れてしまいました。
ジョンくんが書いたお手紙は、いろいろな人に渡ります。 どんぐりのお手紙は、道を歩いていたおじいさんに。 木の葉のお手紙は、困っていたジョンくんの代わりに、郵便屋さんにポストから木の葉を出してもらえるようたのんでくれた、おばあさんに。 木の葉やどんぐりの他にも、意外なものにジョンくんは手紙を書きます。 まさかあの野菜の皮にも書くなんて! (確かに半分すきとおっていてきれいな便せんになりそう。さあ何の野菜の皮でしょう?)
第5回絵本テキスト大賞受賞作品。新川智子さんのデビュー作です。 思いがけずめぐっていく人と人とのつながりが、あたたかな読後感をくれるお話絵本。 市居みかさんが、不思議なファンタジー感のある、ほんわかした絵で、ジョンくんとおばあさんが会えるまでを描いています。
「こんどおうちでとれたみかんをもっていくね」と手紙に書いたおばあちゃん。 「げんきです」「だいすきだよ」「あそびにきてね」と書いたジョンくん。 願いが通じて、ふたりの気持ちがぴたっと合わさったような結末につながっていきますよ。
だいすきな人に気持ちを伝えるしあわせを感じる本。 おいしいものをもって、すきな人に会いに行きたくなる絵本です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
お手紙を書くのが大好きなジョンくん。 大きなどんぐりにおばあちゃんへのお手紙を書きました。ところがどんぐりが外に転がってしまい、おじいさんの頭にコツン。 次にきれいな葉っぱにお手紙を書きますが、宛名を書かずにポストの中へ。 それを見ていたおばあさんが助けてくれました。
ジョンくんの手紙はおばあちゃんへなかなか届きません。 けれど手紙を受け取った人たちのもとで、新たなドラマが生まれます。
日本児童文学者協会・童心社共催の「絵本テキスト大賞」第5回大賞受賞作。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
私は おばあちゃんなので、
孫にハガキを出すのが楽しみです。
孫は我が家に遊びに来て、我が家にある
可愛いメモやペンを使ってお手紙を
手渡ししてくれたり。。。
そんな 孫の様子が成長を感じます。
この絵本の主人公ジョンくんが手紙に使うのは、
ドングリや この葉、たまねぎの皮とか、
おもしろい発想です。
そして、おばあちゃんに届くまでにハプニングから
他の高齢者の手に渡って。。
ジョンくんのおばあちゃんも みかんをたくさん持って
ジョンくんのところに遊びに行くのに
いろんなことが。。
ストーリーの展開が微笑ましく
笑顔になれることでよかったです。
裏表紙の いろんなお手紙、
これをもらったら おばあちゃんは
嬉しくって元気が出ますよ! (koyokaさん 50代・じいじ・ばあば )
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