
大事な世界にひとつの毛糸の帽子を王様に王冠と交換しないかとせまられてさあ大変! スウェーデンのおはなし。
一年生のおはなしシリーズについて これまで一年生の教科書に掲載されたお話の中から選んだ物語を絵本にしています。 子どもたちが初めて文学作品と出会う一年生の教科書では、その最初の出会いが「楽しい、おもしろい」と心に残るような作品がえりすぐられています。絵を見る楽しさだけでなく、読んだときの言葉の響き、イメージを膨らませるストーリーなど、子どもたちにぜひ出会ってほしい絵本です。 巻頭巻末に漢字の紹介もしています。
保育絵本として発行したシリーズを判型を大きくし、一部改訂して書籍化しました。

こちらのシリーズは好きで、今までいくつか読んできました。本作は、お母さんが編んでくれた大事な毛糸の帽子をかぶってお城に行く男の子のお話です。王様に王冠と交換しないかと言われても決して帽子を渡さなかった男の子。自分が大事だと思うものの価値をしっかりと見極めている賢さと、そんな息子を優しく出迎えてくれたお母さんの関係に優しい気持ちになります。初めて読んだお話でしたが、小学生の娘と一緒に楽しめました。 (ouchijikanさん 40代・ママ )
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