![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
あるところに、とても静かで平和な国がありました。しかし、最近になって、その国にある“のろいの山”からゴーゴーゴーという、ドラゴンの恐ろしい声が聞こえるようになりました。街のみんなは、恐怖で震え上がりました。そこで、その国の王様が、ドラゴンを退治してくれる者を募りました。すると、さんにんの若者が名乗りでました。
ひとりめは、となりの国の王子です。国で一番強い牛をひきつれ、大きなケーキをもってきました。ふたりめは、市長の息子のぼっちゃんです。ぼっちゃんは、美しいマントをはおり、毎日一つ金の卵を産むニワトリと、おいしい栄養満点のチョコレートをもってきました。さんにんめは、まずしい百姓の家のちびすけです。ちびすけは、おなかが冷えないように毛糸のパンツをはいて、小さなハチと、角砂糖を一つもってきました。早速、ドラゴン退治に出かけたさんにんですが……。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
最近、児童書で冒険ものにハマっている兄ちゃん。
タイトルだけを見て、「面白そう!」と楽しみにしてました。
国のはずれの「のろいの山」から夜な夜なゴーゴーという気味の悪い
声が聞こえるようになり、きっとドラゴンが山から降りてきて
国をめちゃめちゃにするつもりなんだ!と大騒ぎになります。
そして王様が国中におふれをだします。
「みごと退治したらのぞみのものをほうびとしてつかわす」と。
現れたのは3人の若者。
力がすべての隣の国の王子。この国をもらうのだ!
お金がすべての市長の息子。姫と結婚するんだ!
貧しいお百姓の息子のちびすけ。お母さんに新しいフライパンを!
まぁ、よくある展開ですが、可愛いクマさんの絵なのと
王子と市長のぼっちゃんの期待通りの行動やらが
とっても可愛い!
大きな子には「ふーん」になるかもですが、
幼稚園生なら楽しんでくれます。女の子も面白がってくれそう。
う〜ん、でもフライパンなんだ。 (わにぼうさん 40代・ママ 男の子9歳、男の子5歳、)
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