![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
入院中のおばあちゃんに歌をつくった翔太と麻里絵。その話を聞いた友だちの滝田が、校内合唱コンクールの自由曲もクラスの創作曲で挑戦したいと言い出した。何をやってもビリで、やる気もまとまりもない6年3組。だれもが無理だと思っていた。ところが、いつもはやる気のないボスが滝田の提案にのって、創作曲をつくることが決まった。歌の作詞は翔太、作曲は麻里絵。しかも歌詞は、クラス全員が一言ずつだしあってつくることになり……翔太は思わぬ展開に頭を悩ませる。
歌ができると、今まではサボってばかりの受験組も歌の練習に参加するようになり、次第に盛り上がっていく。そして、今までまとまりがなかったクラスが初めて一つになった。ところが、麻里絵はみんなに隠していたあることを話し……。
家族、クラス、そして友達。それぞれのつながりのなかで成長していく翔太。卒業を迎えるクラスの姿、子供たちのさまざまな思いを描いたさわやかな作品。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
6年生の、まとまりがないクラスのお話です。
今現在おんなじように6年生の娘に読んでもらいたいなあと思いました。娘のクラスは、5年生の時にはまとまりがあったはずなのに、6年生の今はあまりまとまりがなさそうなので。そして、娘は文章を書いたり作曲したりすることが大好きなので、ものすごく「何か」を感じるのではないかなあと思うのです。娘はこれから読む気マンマンですが、おそらく(母の予想としては)「いいなあ。こんな風には自分のクラスはどうしたってならないよ」とうらやましがりそうな気がします。
うらやましくて、現実をみつけて寂しくなってしまうかもしれないけれど、それでも読んでもらいたいな。 (ぽこさんママさん 50代・ママ 女の子11歳)
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