![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
赤と黒の二色で描いた、子どもたちの想像力をふくらませる絵本。主人公の子どもたちが、身近にあるさまざまなものを使い、「こんなことがあったらいいな!」と、空想しながら遊んでいきます。
ここはぼくらのひみつけんきゅうじょ。いつでもどこでもけんきゅうだ。エムけんきゅういんとエヌけんきゅういんが、長い棒を発見。その上を歩いてみると……棒の上を渡るサーカス団の一員になったみたいだ。そこへ、のんちゃんがやってきた。のんちゃんが乗っていた三輪車をさかさまにしてみると……最新式やきいも工場みたいだ。つぎに、たくちゃんのなわとびをゆらしてみると……ジャングルのにょろにょろへびに見えてきた。そして、まーちゃんがふたのないやかんをもってくると……?
狭い路地裏や、瓦屋根の家など、どこか懐かしい町の風景が描かれています。緻密ながら躍動感あふれるイラストで、不思議な空想世界へと引きこまれる一冊です。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
何かを作る研究所というよりは
何かを使ってまるでそうかのように遊ぶ
そんな仲間のお話ですね。
いろんな道具を用いて
〇〇ごっこのようなことをします。
モノトーンの色合いの中に
赤色だけがとびきり目立ちます。
それが研究に使うアイテムとなります。
絵の雰囲気は昭和っぽいですが
お話の展開は未来を想像させます。
森洋子さんの安定した不思議さが
くせになる一冊です。 (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子13歳)
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