
『そらとぶパン』や『あしにょきにょき』などで大人気の深見春夫のナンセンス絵本。
わたしの おじいちゃんのステッキは、とてもふしぎなステッキです。いろいろなものを、すてきなものにかえてしまうステッキです。おじいちゃんとわたしは、おさんぽにでかけました。
おじいちゃんは、ベンチのうえにおちているきれいなおちばをステッキでつつきました。すると、おちばはすてきな小鳥になって、とんでいきました。そして、ステッキでみずたまりをつつくと、虹色のふんすいになり、リンゴをつつくと、すてきなぼうしになりました。
ふたりはしばらく歩いて畑につくと、ソラマメのさやをつつきました。すると、ソラマメがとびだしてきて、電車になりました。ソラマメの電車にのると、はっぱがレールになり、夜になるとレールは星になりました。そして、電車は夜空へとすすんでいきました。

なんとものんびりとした空気で物語は進んでゆきますが、
1ページごとにすごいことが起こります!
この「ステッキ」、ちょんとつついただけで、
つついたものが、あんなものやこんなものに変わってしまうんです!
切り株のレストランで、食事をしてみたい!
店員さんが「栗」ということにも、
まったく動じないおじいちゃんと女の子。
きっと他にも、いろいろなものをステッキで変えているんだろうなあ。
このステッキ、ちょっと借りてみたいです。 (なーお00さん 30代・その他の方 )
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