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焼き立てのいい香りがする、ヤギのパン屋さんの前を通るのが大好きなカバのポポくん。 でも今日は、ヤギのおじさんが困っているようです。 「イタタタタ……。パンの はいたつが できなくて こまったなぁ」 腰を痛めてしまったヤギのおじさんの代わりに、ポポくんが配達に行くことになりました。 前からパン屋の荷車を引いてみたかったのです。 配達のメモを書いてもらって、さあ出発です。
カラン カラン カラン カラン。 荷車を引くたびに、ベルの音が響きます。 その音を聞いたポポの友だちも集まってきて、みんなも一緒に配達を手伝ってくれることに。
「おはようございまーす。パンを おとどけに きました!」 お花屋さんには、おはなパン。 楽器屋さんには、がっきパン
無事に配達を終えて、森を通り抜けて近道しようとするポポくんたち。 そこで出会ったのはなんと……?
「うしろにいるのだあれ」シリーズなどでおなじみ、accototoさんの描く、かわいらしい動物たち。ポポたちが、想像力豊かなパンを作るところや、焼きあがったパンがずらりと並ぶ様子は、見ているだけでとてもわくわくしてきます。実際に食べられる材料で、かわいいパンが描かれているので、絵本を読んだ後、ポポのようにパンを作るとおはなしがより一層楽しくなりそうです。
(絵本ナビ編集部)

ポポくんと友だちは、腰をいためてしまったヤギのおじさんの代わりに、パンの配達に行くことになりました。まずは、まちへ配達にむかいます。文房具屋のひつじさんに「ぶんぼうぐパン」。楽器屋のろばさんに「がっきパン」……。つぎは、山への配達です。粉ひき小屋のたぬきさんに「このはパン」。きこりのいのししさんに「たけのこパン」……。そして、最後は灯台島です。おさるさんには「バナナパン」。あしかさんには「ボールパン」……。
配達からの帰り道、ポポくんたちの横を冷たい風が通り過ぎ……。なんと、そこには、おばけが! 「ぼくたちのところにも、パンをはいたつしてちょうだい」
驚いたポポくんたちでしたが、ヤギのおじさんに協力してもらい、おばけのためにパンを作ることにしたのです。「おばけうさぎパン」や「しましまおばけパン」など、いろんな形や味のパンをたくさん作りました。 焼きあがったパンを持って森に向かうと……。
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ポポくんシリーズ、3歳息子が気に入っています。今回はおばけ…パン?どんなお話かなぁ?とワクワクしながら読みました。
おばけ、だけど全然怖くなくて拍子抜けのようでしたが、たくさんの種類のパンがとっても美味しそうで、そのページに釘付けでした。 (ままmamaママさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子5歳、男の子3歳、女の子1歳)
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