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全国学校図書館協議会選定図書
生まれてからずっとママとふたり暮らしの小6のふみ。 友だち関係、母娘関係のストレスから十円玉サイズのハゲができてしまう。
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きつねの時間とはなんぞや?
表紙はきつね色だけどきつねの絵、描いてないし?
もくじを見たら しょっぱなから男の子(孝太郎くん)のこと嫌いになってる。そして、インドカレーだとかポンパドールだとかプニュプニュだとか、、、きつねはどこ?
孝太郎くんのこと嫌いになったわけは、なるほど!!そうそう、あるよね、こういうことって、女子には、と、自分にもそんなことがあったなあと共感しながら読み進む。
でも、ふみを取り巻く環境は小6の子どもが抱えるにはハードなもので、お気楽な小学生時代を送っていたあの頃の私だったら読んでも よく理解できなかっただろうなあ。
それでもふみは、あれやこれや自分なりに考えて、幼なじみの友達にも助けられ、身に降りかかる問題に折り合いをつけながら成長していく。
読み進むうちに ふみの心の動きに寄り添うように 息をひそめながら一気に読んでしまいました。 読後感、爽やかな一冊でした。(今、見たら、表紙にきつねの絵が隠れるように描いてありました。) (スベトラーナさん 50代・その他の方 )
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