![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
北のほうに小さな国がありました。そこには冬でもこおらない青い沼があり、1匹のドラゴンがすんでいました。ドラゴンは「どんな願いもかなえてくれる」と伝えられてきました。 王様はある日、ドラゴンに「火をはいてくれ」と願いに行きます。ドラゴンが火をはき、あたたかな国になれば作物は豊作になり、人々の暮らしが豊かになるだろうと。ドラゴンは王様の願い通り火をはき、国は繁栄します。しかし、王様はもっと豊かにと欲がまし、やがて国は灼熱の沙漠のような土地に。 その時、立ち上がったのが子ねこのミュー。そして、国中の子どもたち。ドラゴンに「火をはくのはやめて」と訴えにいきます。世界を変えた子どもたちの勇気の物語。作者のイメージにあるのは、グレタ・トゥンベリさん。グレタさんのような子ねこのミューの姿、ともに立ち上がる子どもたちの姿が頼もしい、希望ある未来を信じられる物語です。
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