![みどころ](/images/shoukai_midokoro.gif)
きみの小さな手と、ぼくの大きな手。 「さあ、なにをつくろう? 」 ぼくたちはやることだらけなんだ。
ありったけの道具を集め、組み立てたり、バラバラにしたりする。扉をつくって、家をつくる。時計をつくって、未来をつくる。ぼくがきみの、そしてきみがぼくの。これから生きていく時間を合わせるためにね。それから大きな穴や大きな壁や、テーブルも。
思い出をつくるための場所、隠れる場所、身を守るための場所や休むための場所。これから進んでいくための道だって必要だ。だけど、きみが本当につらくて困ってしまった時には……。
前作『ほら、ここにいるよ』に続き、オリヴァー・ジェファーズが贈るのは、不確かな未来を歩きはじめた全ての子ども達へ向けたメッセージ。だいじょうぶ、前へ進む道は一緒につくっていけばいい。計画を立て、疲れたら休めばいい。親と子は、手を取り合って生きていく仲間なのだから。
翻訳と書き文字を手掛けているのは、前作と同じtupera tupera。深い愛情を込めながらも、遊び心を忘れないユニークな作風が重なり、しっかりとその思いが伝わってきます。登場するキャラクターや小道具の一つ一つまでゆっくり味わって楽しんでみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
![出版社からの紹介](/images/shoukai_shuppansha.gif)
これから じんせいを あゆんでいく きみへ。 このけいかくが あれば だいじょうぶ。 すべて うまくいくよ。 きみとくらす家。あたたかな思い出。トンネルや道。ゆっくり休めるハンモック。きみが本当に困ってしまったとき、ひつようになる場所も。いっしょに作ってこう。 ふたしかな未来へと歩きはじめた、すべてのきみたちへ。この絵本をおくります。 世界は君の手で作っていくことができる。大丈夫、一緒に生きていこう。すべての子どもたちに向けた愛情あふれるメッセージ絵本。
![ベストレビュー](/images/shoukai_bestreview.gif)
同じ作者さんの作品『ほら、ここにいるよ』がとても良かったので、こちらも読みたいと思いました。
「このけいかくがあればだいじょうぶ。すべてうまくいくよ」
こちらも前作同様、子どもに向けた、温かくも力強いメッセージでした。
子どもたちは、優しい語りかけに、きっと安心できると思います。
素敵な色合いのイラストに大人も癒されるので、親子で読むのにおすすめです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子14歳、男の子11歳)
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